納豆、それは世界に誇る健康食品。納豆は体に良い食べ物として世界中に知れ渡っています。
また、納豆ダイエットなんていうダイエット法もあるように、ダイエットにも効果的な食べ物であります。
私は筋トレダイエットを長年継続しているのですが、「ほぼ毎日」納豆を食べています。そして納豆パワーをメチャクチャ体感しています。
そんな納豆のすばらしさ、なぜ筋トレ中やダイエット中に食べるべきなのか、を解説していきます。
納豆が筋トレやダイエット効果を高める理由
納豆はなぜ筋トレやダイエットに効果的なのか?それは納豆の材料である大豆が、食物繊維を多く含み、栄養素が豊富だからです。
良質なたんぱく質が豊富
納豆の原料は言わずと知れた大豆。その大豆は「畑の肉」と言われるほど、良質なたんぱく質が含まれています。なぜ良質なたんぱく質が含まれていると言えるのか?
それは、アミノ酸スコアが100だから
アミノ酸スコアとは、分かりやすく簡単に言ってしまえば、体内で作りだすことができない必須アミノ酸がどれだけ含まれているのかを表すものです。
牛肉、豚肉、鶏肉など動物の肉はアミノ酸スコアが100です。大豆もアミノ酸スコアが100です。
だから畑で取れる大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、動物の肉と同等の良質なたんぱく質が含まれているわけです。
筋トレしている人やダイエット中の人は、高たんぱくな食材が大好きなはずです。なぜなら筋肉を維持、または増やすのに十分なたんぱく質の摂取が必要だからです。
そんな大豆が主成分である納豆。これは筋トレダイエット中に食べない理由がありませんね。納豆嫌いな人以外はぜひ食べるのをオススメします。
筋トレダイエット中の味方、食物繊維が豊富に含まれている
納豆の材料である大豆には、食物繊維が豊富に含まれています。その食物繊維が大いに活躍するのは腸内。そうです、食物繊維は腸内環境を整えるのに役立つのです。
腸内環境が整うと、便通がよくなったり消化吸収が良くなります。どちらも筋トレやダイエットにおいて、プラスになる作用ですね。
筋肉を増やすために、栄養満点の食事をする。でも、食べた物がしっかり消化され吸収されなければ、効率的に筋肉を増やすことなどできません。
せっかくの食事効果を高めるためにも、腸内環境を整え消化吸収を良くすることは必須です。
ダイエットにおいても、食物繊維は大活躍です。ダイエット中は摂取カロリーを抑えることが多いため、食事量が少なくなりがち。そうなるとどうなるか?便の量が減るんです。
当たり前ですよね。入ってくる量が減れば、出ていく量も減る。便がなかなか出なくなる、便秘です。そんな便秘を解消するのに食物繊維は大活躍。
食物繊維には2種類あります。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。簡単に説明すると、
水溶性食物繊維→便を柔らかくする効果がある
不溶性食物繊維→便の量を増やす効果がある
食物繊維は便通を良くするのに、とても効果的な役割を果たすんですね。
便秘になりがちなダイエット中に多く摂取したい食物繊維。そんな食物繊維を多く含む大豆。大豆を材料に作られる納豆。
納豆ってすばらしい。
私自身ほぼ毎日納豆を食べるようになってから、便通がすこぶる良くなりました。
それまでは、高い頻度で消化不良を起こして下痢気味の便が多かったです、しかし、納豆を食べるようになってからは、立派な棒状の便が頻繁に出るようになりました。
調子がいい時には、アラレちゃんのうんちくんのようなうんちが出て、感動すら覚えるほどです。
ビタミン、ミネラルが豊富
ビタミン・ミネラルと聞けば体に良いイメージですよね。その通り、体に良いんですよ。大豆にはそんなビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
糖質の代謝を助けるビタミンB1、皮膚や粘膜機能を高めたり脂肪の分解に役立つビタミンB2、神経機能を正常に保つのに役立つビタミンB6、血行を良くするのに役立つビタミンEが多く含まれています。
また、カルシウム、カリウム、鉄分といった体の調子を整えるのに必要不可欠なミネラルも含んでいます。
糖質や脂質の代謝に役立つビタミンが豊富に含まれているので、ダイエット中には是非とも摂取したいですよね。
サポニン、イソフラボン、レシチンの存在
大豆サポニン、大豆イソフラボン、大豆レシチン、これらの栄養素の効果も見逃せません。
大豆サポニン→抗酸化作用がある。悪玉コレステロールの減少、余分な脂肪の蓄積を防ぐなど肥満予防に効果的
大豆イソフラボン→女性ホルモンである「エストロゲン」と似た作用がある。肌や髪の毛に潤いを与え女性らしい美しさ、女性の性機能向上などに効果的
大豆レシチン→人体の細胞機能の正常化を助ける作用がある。また善玉コレステロールを増やし生活習慣病の予防に効果的
大豆よりも納豆を食べるべき理由は納豆菌にあり
ここまで読んで、別に納豆じゃなくて大豆を食べればいいじゃん、と思った人いませんか?
大豆のすばらしき栄養素を摂取したいのなら、大豆を煮て食べたり、豆腐を食べたり、きな粉を食べたり、ソイプロテインを飲んでもいいですよ。
でも、ちゃんと大豆よりも納豆を食べた方がいい理由があるんです。
それが、昔から日本人の健康に役立ってきた納豆菌の存在です。
ナットウキナーゼ
数ある納豆菌の中でも代表格といえるのが、ナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼには、血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解(溶解)する作用、身体の中の血栓溶解酵素であるウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性化する作用、さらに血栓溶解酵素プラスミンを作り出す組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)量を増大させる作用があります。
さらに、最近の研究で、ナットウキナーゼには血栓を溶けにくくする血栓溶解阻害物質PAI-1を分解する作用、オイグロブリン溶解時間の短縮作用があり、血栓溶解活性の増強作用があることがわかってきました。出典:日本ナットウキナーゼ協会
ナットウキナーゼには、血栓を予防する効果があるのです。
血栓とは血の塊のことです。その血栓ができてしまうと、血管が詰まってしまい脳梗塞や心筋梗塞といった怖い病気の原因となります。
私のような30代後半ともなると、生活習慣病を意識してしまいます。特に肥満体型の人は、食生活が乱れていることが多いので注意が必要です。
そんな人に是非摂取してもらいたいのが、ナットウキナーゼです。健康診断で血液検査の項目が何かしら引っ掛かってしまう人、居ませんか?
納豆食べてみましょう。
なお、血栓ができやすいのは深夜から早朝にかけてです。納豆と言えば朝食のイメージが強いですが、可能でしたら夕食に食べてみるのもいいでしょう。
ちなみに私は、会社から帰ってきたらまずプロテインを飲んで納豆を食べています。
調理不要で簡単に食べられる
納豆はとても簡単に食べることができます。
こんな感じで添付されている醤油とからし、あと唐辛子でも追加すれば美味しく食べることができます。
たったこれだけの手間で美味しく食べられるので、簡単ですね。仕事帰りの納豆、オススメですよ。
あと、食べ方の工夫として納豆と同じ発酵食品と一緒に食べるのも良いです。味に変化を付けられるし、健康に良い発酵食品の相乗効果も期待できます。
辛いのが好きなら、キムチと一緒に食べると美味しいですよ。逆にヨーグルトと一緒に食べるのは、絶対にやめた方がいいです(笑)。
好き嫌いのない私ですら、呼吸を止めて食べなければならないほど美味しくなかったです。
筋トレやダイエット、健康に役立つが注意点もある
これまで、大豆製品である納豆のすばらしさを述べてきました。筋トレ、ダイエットや健康にとても良い影響がある大豆納豆ですが、いくつか注意点があります。
低カロリーではない
納豆というと、ヘルシーで低カロリーというイメージがあるかもしれません。でも、意外にカロリーが高いんですよ。こちらの栄養表示をご覧ください。
1パックで80キロカロリーほどあります。普通のご飯茶碗一杯のカロリーが約250キロカロリー。納豆を3パックも食べてしまえば、ご飯一杯食べたのと同じカロリーを摂取してしまいます。
低カロリーだからいくら食べても太らない、と勘違いして食べ過ぎるのはダイエット失敗の原因になりますよ。
熱に弱い
ナットウキナーゼは熱に弱いので、加熱調理には向きません。これって毎日納豆を食べるつもりなら、無視できない欠点なんですよね。
それは飽きるからです。
加熱調理できるなら、食べ方のバリエーションが増えて飽きるのを防いでくれます。例えば納豆オムレツとか納豆味噌汁、美味しくて良いですよね。
私は納豆を食べることが習慣化されており、ほぼ毎日納豆をそのままで食べています。でも、味わって食べているわけではありません(笑)。
体に良いからと機械的に食べている感じです。
習慣の力って凄いですね。
筋トレやダイエットをするなら納豆毎日1パック
健康に良い、筋トレ中にも良い、ダイエット中にも良い、日本が世界に誇るスーパーフードである納豆。安い、調理不要で手軽に食べられる、簡単に手に入る、と3拍子揃っている納豆。
食べない理由がありませんね。納豆が苦手な人にも、何とか克服して食べてもらいたい位です。
良質なたんぱく質で筋肉を喜ばせ、豊富なビタミン・ミネラルで体の調子を整え、食物繊維で腸内環境を整えるのに役立て、ナットウキナーゼで血液をサラサラにする。
すばらしい効果のオンパレードではないですか!
納豆を毎日1パック継続して食べる。これが私の筋トレダイエット成功に大いに役立っています。
みなさんも毎日納豆1パック生活、始めてみませんか?